花曇りの空

しがないオタク雨野ウズメの独り言

【感想】 DIABOLIK LOVERS MORE, BLOOD 逆巻スバル

 

逆ハー苦手なのにまた買ってしまった…無印の罵りが足りなかった…罵られたかったのに大してそういうことはなかったんですよね。そんなドM心を満たせない私はモアブラにも手を出したわけです。でも、やっぱり、ディアラバ。逆ハーを匂わせてきやがる。前作より逆ハーを匂わせてきやがる。

 

では、早速感想の方を書いていきますね。

 

目を覚ますとあたりは真っ暗。スバルくんの棺桶の中かと思いきや地下墓地。兄弟に嵌められてしまった模様です。落ち着けないスバルくんはまたもや何かを壊しています。でも前作よりは控えめですかね。そして主人公から血の匂いがする、あいつら(兄弟)が何かしたのではないかと、スバルくんは余計に腹を立てて暴力的になってしまいます。

「なんだよ、この乾き」と言って苦しみだすスバルくん。苦しんでいる演技最高〜〜!!(チョロい)

突然天井が崩れ、主人公を庇ったスバルくんは足が石の下敷きとなってしまいます。いつもより力が入らないというスバルくんは石から抜け出すことも、石を壊すこともできません。なんだかこのシーンはいかにも物語のヒーローとヒロインという感じがして好きです。ベタな展開といったらそうなのですが、だからこそ好きですね。

兄弟に何か細工されてしまったらしいスバルくんはいやに「渇いて」いるようです。主人公の血の匂いで気分が悪くなるのだと。体調が悪いスバルくんは主人公に対していつにも増して酷い言葉をぶつけます。ここが割とリアルな感じがして良いですね。体調が悪いと、いつもより機嫌が悪くなりますから。それを感じられたので良かったです。

主人公は渇きが酷くなったというスバルくんに手首を差し出します。しかし、スバルくんは自制が効かなくなるからと拒絶します。渇きでまいっているスバルくんは本当に苦しそうでこちらまで胸が苦しくなります。近藤さんは、苦しそうな演技が本当に上手い。語彙力がなくて最高しか言えてないですが、最高だね。

結局、渇きに抗えないのかスバルくんは主人公の血を飲むことにします。主人公に一度手をつけたスバルくんは切羽詰まっているのか興奮しているのか、端的に言えばがっつきます。苦しそうなスバルくんが少しでも癒されるなら、血でもなんでも飲んでくれて構わない。私はそう思いました。

スバルくんが余裕なく血を啜る様は、控えめに言って興奮します。必死に求めてくれてる!そう思うとたまらないですね。

やはり普段と体調が違うスバルくんは、主人公の血を飲んでも一時満たされるだけに過ぎず、また渇いてしまいます。主人公を気遣うスバルくんは、主人公だけでも墓地から抜け出させたいと言います。しかし、この地下墓地には入り口すら無いようで出られそうにありません。しかもスバルくんは誰かに操られているかのように、主人公のことが欲しくなってたまらなくなって壊してしまいたい衝動に襲われます。そんなスバルくんに、それでも良いと主人公は答えます。私もそれが良いな。苦しんでいるスバルくんが少しでも善くなるなら…それが良いのです。

スバルくんは、主人公の血にずっと苦しんでいます。これ以上近づくなと彼は言います。このままだと死ぬまで血を吸ってしまうと。主人公への愛が感じられて良いですね!そんなに想ってくれるなら、死ぬまで血を吸ってくれて本望です!

そしてまあ、結局主人公の血を啜るスバルくん。わーい!少しでもスバルくんが善くなるならそうしてーー!!

 

前回に引き続き、服を裂いてきたスバルくん。服を裂くのが趣味なんですか?(おちょくるのはやめなさい)

 骨に歯が当たりそうなくらい細い、と言われる主人公。羨ましいね、その細さ!アニメではアヤトくんにチチナシと呼ばれていたユイちゃん。そうか、胸が無いのは細すぎるせいなのね。

 

スバルくん、散々主人公に対してお前が好きなわけじゃないだとか、お前の血は好きだけど云々って言っていて…ツンデレかな?ツンデレだよね、スバルくん。これはツンデレだな。

主人公が貧血気味になってくると、主人公が死んでは困ると言います。次いで勘違いするなよ、と彼は言いますが天の邪鬼なのは分かっています。

 

スバルくんは、血を飲ませてくる主人公に対して銀のナイフを与えます。握る力すら無い主人公に無理やり握らせて、自分の心臓に刺させます。苦しそうな演技本当に上手いっていうか、最高だよ本当に…。「結構俺からも血が出るもんだな」と薄く笑う彼は自嘲しているかのようで、胸が苦しくなります。このままだと、主人公の血を死ぬまで飲んでしまうと彼は言います。そのために自分を刺させるだなんて。主人公への愛情を感じる……愛だよ…。

ヴァンパイアの身体は特殊なようで、なかなか死ねないらしいスバルくん。良かった……。抱きしめられたまま血を吸われ、傷が癒されるようだと彼は言います。このままなら、ヴァンパイアの自分でも、天国に行けそうだとも。ああ〜〜最後の最後で主人公に「愛してる」と告げるスバルくん。遅い、遅いよお!でも、知ってた。愛してくれてるの知ってたよ!!

 

さて、フリトの話したいな〜〜というところなのですが、はい。今回も初回は手に入れられなかったので代わりに声のトーンなどの話をしましょうか。

普段から、鼻にかかった声、というか鼻声気味な気がしてならない近藤さん。このCDはかなり鼻声感強いかも。気にしなければ全然なんですが、気にしたら気になる。気にしちゃダメです。おい!そこ!誰だ、慢性鼻炎って言ったの!!

前作ではあまり感じられなかったダミヘ。今作ではダミヘ感ある!ちゃんと最初からあるよ!そんなわけで、ちゃんと耳元で話されてる感じがあります。耳たぶから血を吸われるシーンがあるのですが、ダミヘがいい仕事してます。ああ、でもやっぱり最近のものと比べたら劣るかも。

 

さて、総評といきましょう。前作は下手したらDV野郎だったスバルくんが、ツンデレ天の邪鬼ボーイになりました。今回は愛情がたっぷりある感じで良かったです。切羽詰まって、抑えることのできない欲望に翻弄されるスバルくんがとっても良かった。そしてその欲望をどうにかこうにか抑えて、主人公を生かそうとするのも良かった。愛情はちゃんと感じられないと、ダメですね。いくらドSと言ってもそこに愛がなきゃダメだなと感じました。でも、逆に私が求めてた罵りはほぼ無いようなものなので、う〜〜ん。でも、前作よりは圧倒的にシナリオが良くなったと思うのでそこは好評価。

 

こんな人にオススメ、というのは前作のディアラバを聴いて続編はもういいかなという人。今作の方が圧倒的に良いので試しにこちらも聴いてみてください。他にも、Sっ気のあるキャラは気になるけど、手が出せていない方にもオススメ。愛をしっかりと感じるので入門編にいいかもしれません。

こんな季節こんな日に聴きたい、というのは春かな。春の少し寒い夜に聴きたい。でも、元気がある日に聴いたほうがいいかな。癒されるためのシチュエーションCDではないのでね。

 

今回も今回とて、独断と偏見でお送りするオススメの人とオススメの季節ですので悪しからず。

 

 

 

ところで、モアブラは実は鈴木達央さんの無神ユーマも友達に借りて聴いたことがあるんです。まあ、聴くためにスマホに取り込んであったわけです。そして、ある日のこと。朝起きて、パジャマのポケットにスマホを入れます。寝るときにアリアリEDのワンシーンを聴いていたので、イヤホンが刺さっていたので抜きました。しばらくすると、「アレ?お腹のあたりからキュルキュルギューギュー音がするぞ?」と思いました。私はもともと腹を下しやすかったので、お腹を壊したのかな〜なんて思ったのですけど、これが違かった。スマホからキューキュー音がする。とうとうスマホ壊れやがったのか。そんな考えがよぎりました。恐る恐る、スマホに電源を入れます。そして画面に現れた文字!「オレが噛み砕いてやる DIABOLIK LOVERS ドS吸血CD MORE, BLOOD」壊れた音(ダブルミーニング)じゃなかった!吸血されてる音だった!!何故に、いつの間にこんなことになってしまったのでしょう。流れても、ワンシーンじゃないの!?なんでディアラバだった!?!?

 

ディアラバ、これ以降の新しいシリーズは手を出すか悩んでいます。今度また新シリーズやベストが出るみたいですが、やっぱり逆ハー系はちょっと… 

もしも続編に手を出したらそのときはまた感想書きますね。

 

それでは、また。